自己肯定感が高い方が良いという考えを捨てた話
モノというか考え方を捨てた話しなんですけど、けんすうさんという方が
『自己肯定感が高い方が良いよねという意見に反対派です』
という事をnoteで書かれていて
『あぁ!納得だわ』
って思ったんですよ。
自己肯定感を育むとか、高くする方法の本が沢山出ていて、子どもには自己肯定感を高く持ってほしい、その方がきっと幸せになってくれる
と、割と本気で思っていました。
だけど、ウチの子は自己肯定感低めだったんですよね
その為、いろんな本を読んだりググったりして、自己肯定感を伸ばす方法を調べたり実践したりしたんです
なんですけど、子育てってすぐには成果が見えにくいところがあって、
うまくいってるんだか?
いってないんだか?
なんなら上手くいくってなんだろ?
ってグルグル考えてたら詰んでしまったんですよね。
そんな時にけんすうさんのnoteの記事に出会ったんです。
『自己肯定感が高い方が良いと自己肯定感が低い人が聞いたらどう思うか?』
みたいな事が書いてあって、
ほんとだよなぁって思ったんですよね。
その記事を読んで、
『自己肯定感低めの我が子に対して自己肯定感が高い方が良いと思って接していた私に対して子どもはどんな気持ちでいたのだろう?』
って思ったんです。
『自己肯定感高くなりなさい!』
ってハッキリ言っていたわけではないけれど、親の考えてることって大体子どもに見透かされていたり何となく伝わっていたりする事が多いと思うんですよね、
だから、
『ウチのお母さんは自己肯定感が高い子の方が良いと思ってるんだな』
って無意識に思わせていたのかなぁとか思ってちょっと反省したんです。
自己肯定感が高い方が世の中的には良いのかもしれない。
だけど、自分に自信がない事で、
「もっと頑張ろう」
って努力できたり、
自分に自信の持てない人の気持ちがわかったり、失敗した時のことを考えて慎重になったり、悪いことばかりではないと思うんです。
大事なことは
『自己肯定感が低かろうが高かろうが私はあなたの存在を丸ごと受け止めますよ。』
って伝わるように過ごすことかなぁって思ったんです。
『褒める』じゃなくて、『認める』事が大事だなぁって最近本当に思っていて、
例えばテストの点数が良かった時にテストの点について褒めるんじゃなくて、テストの内容について
『この問題はどういう事?』
とか、
『こんな勉強してるんだねー』
とか
内容について一緒に考えたり教えてもらったりするのが大事なのかなぁと。
以前
『子どもは親に何かを教えてもらうより、教えてあげる方が覚えるし学べる』
って何かで読んで、
『あぁなんか反省だな』
って思ったんです。
私は親が子どもに色々教えるって思いが強かったんですけど、思い返してみたら子どもが何か教えてくれてる時の方が嬉しそうだなって気がついたんです。
アウトプットが大切だってよく聞くけど、大人だけじゃなくて子どもにもアウトプットする機会を沢山作りたいなぁと。
そういう事を続けていたら自己肯定感が低いか高いかじゃなくて、
『この子はここは苦手だけど、これが得意』
っていうのがたくさん見えてきて、
『自己肯定感は低いけど、サッカーは上手いよね』
とか、
『自己肯定感は低いけど、テストの点は高いよね』
とか、自己肯定感以外の強みが見えてくるのかなぁと思ったりしたんですよね。
思い通りにはなかなかいかないけど、今まで当たり前だと思っていた考えを一旦捨ててみる事で新たな発見や考え方にたどり着けるなぁと思った話でした。